発達障害という言葉

 

 

発達障害って難しい。

完全に私一個人の主観です。

発達障害は脳の障害で精神障害に分類される。

いろんな特性をもつ人、いろんな段階の人が一言でまとめられていて、それはもう幅広い。

特性が合併してることも多い。

他の精神障害と同様、軽度の人は境目が分かりづらい障害。もちろん検査もするけど、医師が診察で生きづらさを感じているかを確認して、診断をしている印象がある。

数年前から広まり、世の中に生きづらさを抱えた人達が世の中に理解してもらえる様になってきたことはよかったと思う。

その一方で、最近発達障害のことを知ってる(支援してる人ではない)人達が「あの人、絶対アスペ(アスペルガー症候群)だよね」と話をしているのを聞くことがあり、辛くなる。

辛くなる理由は、それが支援につながるための言葉ではなく、自分が関わり辛い、思い通りにいかない人をそうやって決つけ、片付けてしまいたいという様に見えるからだと思う。

相手の特性が分かったことで、今後の関わりに活かす気があるようなら、きっとこんな気持ちにはならない。

なによりも、相手に対して思いやりがないことが私は悲しいのだと思う。

相手の特性に気づき、相手に合わせて対応しようと自分の頭の中で考えればいいのに、言葉に出す。"あの人と関わるの大変、だから周りに共感して欲しい"という気持ちが感じられる。

しかも相手にその空気や、圧力をかけることもある。

たとえ実際に障害を抱えていたとしても、もちろん推測で決めつけるのは失礼だし、その人も周りに伝えなければならないという義務はない。

誰しも特性があり、得意な部分や苦手な部分があって、全てを関わる相手の期待通りになんてできない。

私自身、発達障害と言われれば、そうなのかもしれないと感じる。誰しもそういう一面をもっていて、それこそが個性だと思う。

好きなことに熱中していたら、それしか考えられずに他のことを忘れるし、いいことを思いつけば、衝動的に動き出してしまうし、片付けできないし。

そんな人いっぱいいる。

特性とは性格や個性と深く絡み合っているし、そういった個性がその人らしさにもつながる。

どこからが脳の障害と考えられているんだろうか、その辺は私自身も勉強不足だな。

いろんな特性を持った人が同じ世界にいる以上、全員とうまくやっていくのはきっと難しい。でも、相手に合わせて上手に距離を置くことくらいできる。ウマが合わないという人と関わらなければならないとしたら、必要事項だけで関わればいい。むしろ仕事ってそういうものだし、それが人としてのマナーだと思う。

決めつけるくらいなら、距離をとろう。

関わりたいと思う人は向き合う。

私は関わりたいと思う人であれば、なんとしても相手に伝わる様に説明したい。

 

それも人それぞれ。

どうるかも人それぞれ。

仕方ないけど、傷つく人は減らしたいと日々思う。